日本のコンサルティング業界で英語力は必要か?

By Reina on 8月 15 2025
テーブルを囲んで会議を行うビジネスパーソンのグループ

日本国内であっても、グローバルなコンサルティングファームで働くことを目指すなら、英語力は重要です。企業によっては「必須条件」として明記されていない場合もありますが、実務でのコミュニケーション力が評価されることはほとんどです。多くの企業では、TOEICスコアの提出を求められますが、一部ではGBC(Global Business Communication)などの実践的な試験も取り入れられています。国際プロジェクトに配属されると、英語力が不可欠となります。

では、大手企業は実際に何を求めているのでしょうか?

McKinsey (マッキンゼー)
英語力は明確な応募要件となっています。TOEIC780点以上が一般的ですが、最も重要なのは、面接やミーティングで自分の考えを明確に英語で伝える力です。ケース面接や問題解決プロセスの中で、英語での論理的説明力が問われます。プレッシャーの中で、自分の思考を流暢に伝えられるか?が鍵です。

Bain(ベイン)
ビジネスレベルの日本語・英語の両方が必須です。日本人以外の応募者には、日本語能力試験N1または同等のスキルが求められます。Bainではテストスコアだけでなく、コミュニケーション能力、文化的な適合性、チームワークを重視しています。英語で信頼関係を築き、効果的に協働できるか?が重要です。

BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)
英語力は特にクライアント対応や国際案件で重要です。応募条件に明記されていないこともありますが、実際にはビジネスレベルの英語力が求められます。GBCなどのスクリーニングや、英語での面接を通じて評価されます。自分の意見を明確に自信を持って伝える準備はできていますか?

Deloitte (デロイト)
TOEICスコアが指標として使われることが多く、730点以上が目安、900点以上は高評価です。ただし、実務での英語コミュニケーション力とビジネス理解力も同じくらい重要です。採用時には実践的な英語アセスメントが行われることもあります。戦略について、英語で議論できますか?

Accenture(アクセンチュア)
すべての職種で英語が必須というわけではありません。TOEIC400点台で入社したケースも存在します。しかし、グローバル案件に関わる場合は、ビジネスレベルの英語力が強く求められます。職種によっては、TOEIC855点以上または同等の能力が推奨とされることも。英語でリモートチームを率いたり、クライアント向けのレポートを書いたりできますか?

テストスコアは「スタート地点」にすぎない

TOEICやその他の英語テストは、履歴書における参考にはなりますが、実際のコンサルティング業務に必要なスキルとは異なります。

現場では、次のような英語力が求められます:

  • 複雑なアイデアを簡潔に要約する力

  • グローバルクライアントに提案をプレゼンする力

  • プロフェッショナルな文書・メールを作成する力

  • 質問やフィードバックに的確に対応する力

これらは、単なる「テスト対策」ではなく、実務で通用するスキルです。

コンサルタントが使う「本物の英語力」を身につけよう

The English Farmでは、実際のコンサルティング業務に即した英語コミュニケーション力を重視したトレーニングを提供しています。単なる文法や単語の暗記ではなく、以下のようなスキルを徹底的に鍛えます:

  • ビジネスフレームワークを明確かつ簡潔に説明する力

  • クライアントとのミーティングをリードし、期待値を調整する力

  • 問題解決に英語で積極的に関与し、アクションを促す力

グローバルなコンサルティングファームで成功したいなら、高いスコアだけでは不十分です。「英語で実務をこなす力」こそが、あなたの価値を高めます。