IFの使い方:一般的な条件文のガイド

By Kevin on 8月 17 2024
IとFのパズルタイル

Conditionals can be tricky

条件文は日常会話でよく使われ、「if(もし〜なら)」は英語で最もよく使われる単語のひとつです。ですが、条件文の使い方には細心の注意を払う必要があります。そうでないと、まったく違う意味を伝えてしまう可能性があるのです。

まずは基本から始めましょう。例えば:

  • If you read this blog post, you'll likely learn something new. (このブログ記事を読めば、おそらく新しいことを学べるでしょう。)

条件文には通常2つの節があります。「if」で始まる条件節(この場合、「If you read this post…」)と、結果節(この場合、「…you'll likely learn something new.」)に分かれます。

これらの節の順序は入れ替えることができます。条件節を先に置く場合は後にカンマをつけますが、後に置く場合はカンマは使いません。次のように表現することもできます: "You'll likely learn something new if you read this blog post." 

条件文には基本的な形が4つあります。それぞれ「どれくらい起こりそうな出来事か」または「それがいつ起きたか」についての情報を伝えることができます。

Zero conditional (一般的な事実を述べる仮定法)

このタイプの条件文は「事実」を表すために使います。

  • Water boils if you heat it to 100°C. (水は100°Cまで加熱すると沸騰します。)

Zero conditionalは、全般的に真実であることにも使われます:

  • If my son’s smiling, he’s done something naughty. (息子が笑っていたら、何か悪いことをしたんだと思う。)

Zero conditionalの形式:

  • 条件節:
    • if + 現在形 / 現在進行形 / 現在完了形 または進行形
  • 結果節:
    • 現在形 / 現在進行形

事実を表すのに使われるZero conditionalの例:

  • If you mix blue and yellow paint, you get green paint. (青と黄色の絵の具を混ぜると、緑色になる。)
  • If you press this button, a light goes on.(このボタンを押すと、ライトが点灯する。)

話し手が真実だと信じていることを述べる例:

  • If you’ve passed your exams, you’ve achieved your goals. (試験に合格していれば、目標を達成したことになる。)
  • If you’ve finished the job in half an hour, you haven’t done it properly. (30分でその仕事を終えたなら、ちゃんとやっていない。)

First conditional (仮定法現在)

このタイプの条件文は、将来において起こりそうなことを表すのに使われます。例えば:

  • If it rains this afternoon, we can’t go to the park. (今日の午後に雨が降ったら、公園には行けない。)

この条件の形式:

  • 条件節:
    • if + 現在形 / 現在進行形 / be動詞 + going to
  • 結果節:
    • will, can, may + 動詞の原形 / 命令形 / 進行形 / be動詞 + going to

例文:

  • Tom won’t accept the job if they offer it to him. (彼らが仕事をオファーしても、トムは受けないだろう。)
  • If you need me, call me. (必要なら電話して。)
  • I’ll be working in my office if anyone requires my help. (誰かが助けを必要としていたら、私はオフィスで働きます。)
  • If the new manager increases our workload, I may quit my job. (新しいマネージャーが仕事量を増やすなら、仕事を辞めるかもしれない。)

Second conditional  (仮定法過去)

このタイプは2つの使い方があります。一つ目は、現実ではない現在の行動や状況を表現する使い方です。

  • If I knew the answer, I’d tell you. (But I don’t know the answer.) (もし答えを知っていれば、教えるのに。→ でも知らない)

二つ目は、将来に起こりそうにないことを表す使い方(Second conditional)です。

  • We could retire if we won the lottery. (But I don’t expect that we will win the lottery.) (宝くじが当たったら引退できるのに。→ でも当たらないだろう)

形式:

  • 条件節:
    • if + 過去形 / 過去進行形
  • 結果節:
    • would, could, might + 動詞の原形 / 進行形

Second conditionalの例(現在の非現実的な状況):

  • If I were in Bali, I’d be lying on the beach right now. (But I’m not in Bali.) (今バリにいたら、ビーチで寝てるよ。→ でもバリにはいない。)
  • I could be playing you my favourite death metal tracks if my parents weren’t sleeping right now. (But my parents are sleeping right now.) (親が寝てなかったら、好きなデスメタル聴かせてあげられるのに。→ でも、今両親は寝ている。)

Second conditionalの例(将来に起こりそうにないこと):

  • If I was abducted by aliens, I’d try to communicate with them. (But I don’t think that will ever happen.) (宇宙人にさらわれたら、コミュニケーションを取ろうとしてみるよ。→ でも、そうなることはないだろう。)
  • If you were waiting at a bus stop and Brad Pitt walked past, what would you say to him? (But I think such a situation is highly unlikely.) (バス停で待っててブラッド・ピットが通りかかったら、何て言う?→ しかし、そのような状況になる可能性はほぼない。)

Third conditional (仮定法過去完了)

このタイプの条件文は、過去の事実と異なる行動や状況を表すのに使われる。話し手は「もしあのとき〜だったら」と、もし状況が違っていたらどうなっていたかを想像しています。例えば:

  • Nancy would have arrived at the interview on time if she hadn’t lost her car keys. (ナンシーは車の鍵をなくさなければ、面接に間に合っていたはず。)

形式:

  • 条件節:
    • if + 過去完了(単数または進行形)
  • 結果節:
    • would, could, might + 完了形 / 進行形

Third conditionalの例文:

  • If you had been listening to the teacher, you would have understood what the word means. (But you weren't listening to the teacher so you didn't understand what the word means) (先生の話を聞いていれば、その単語の意味がわかったはず。→でも、先生の話を聞いていなかったから、その言葉の意味を理解できなかった。)
  • If I hadn’t studied Sociology at university, I might have chosen History instead. (But I studied Sociology so I didn't study History) (大学で社会学を勉強していなければ、歴史を選んでいたかもしれない。→でも、私は社会学を専攻していたので、歴史は勉強していない。)
  • We could have arrived at our destination sooner if Mary hadn’t insisted on stopping for lunch. (But Mary insisted on stopping for lunch so we didn't arrive sooner) (メアリーが昼食に立ち寄ると言わなければ、もっと早く着けたのに。→でも、メアリーが昼食に立ち寄ると言い張ったので、私たちはすぐに到着できなかった。)
  • I would have been waiting at the railway station for ages if my brother hadn’t come to pick me up. (But my brother came to pick me up so I didn't have to wait at the station for ages) (兄が迎えに来なかったら、駅でずっと待ってたところだった。→でも、兄が迎えに来てくれたので、駅でずっと待つ必要はなかった。)

このガイドが、一般的な条件文の形と使い方を理解する理解する助けになれば幸いです。他の種類の条件文については、混合条件文と条件文における「if」の代わりをご覧ください。さらに詳しく学びたい方は、「混合条件文」や「条件文における 'if' の代替表現」の記事もご覧ください。