"Man to man" is a strange way to talk about an English lesson. What's better?
すべての言語は、他の言語から、言葉を取り入れている訳で、日本語も同じです。英語を始め他言語から派生した言葉、フレーズ(いわゆる外来語)を知らず知らず、しかも多用しています。また、時を経て、その意味や使用方法が変化しているのも事実です。今回は、それゆえに、外来語を使うときは注意しようね、というお話。その一例が英語の"man to man"から派生した「マンツーマン」です。
英語でのその意味は、いわゆる「一対一」とは、全然違います。"man to man"は、2人の男達のざっくばらんで腹を割った対話を意味する英語表現です。2人の男性が、年齢や「格」はさて置き、自由に思ったことを話す事を表現する言葉です。父と息子の対話であったり、男性管理職と男性一般職社員の面談であったりと、2人が男性である限り、腹を割って話すとき、次のように使います。
Let's talk man to man.
さて、日本では「マンツーマン」という言葉を、英会話学校の広告に特によく見かけますよね。イングリッシュファームは"man to man"レッスンをご提供していません?!? 女性も英語を勉強したいに決まっているからです!
少なくとも英会話学校は正しい英語を伝える義務があると思います。たとえ認知されている外来語であっても、生徒さんが間違った認識を持つような言葉や表現を、英会話学校自身が使うのは、どうなんでしょうか。海外の女性エグゼクティブに対して、"Let's talk man to man!"なんて言ったら恥ずかしいですよね。外資系企業などで一般的な、「ワンオンワン」"one on one"や「ワンツーワン」"one to one"の方が遥かに適切と言えます。
いかがですか、英会話学校が「マンツーマン」と言うのは?